サッカー観戦で気づいた、子どもたちに伝えたいこと

家族と一緒にサッカーの試合を観に行きました。
場所は【JFE晴れの国スタジアム】。
対戦カードはファジアーノ岡山vsヴィッセル神戸。
この日は、ただ“試合を観る”という目的以上に、心を大きく揺さぶられる出来事がありました。

試合は1対2で、惜しくも岡山が敗れました。
でも、スコア以上に印象に残ったのは、後半のアディショナルタイムに岡山が決死の一点を決めたあの瞬間。
点差は縮まったものの逆転には至らず、結果としては負けてしまった試合。
それでも、その一点を最後まで諦めずに取りに行く姿勢に、私は胸を打たれました。

終了間際、疲れも見えていた選手たちが、全力でボールを追いかけ、ゴールを目指して走り続けている姿。
その熱量は、勝ち負けを超えて、観ている私たちの心に届いてきました。
実際、得点が入ったときのスタジアムの空気は一変し、観客全体が一体感に包まれたような、感動的な時間が流れました。

スタンドに入った瞬間の熱気、選手入場の時に広がった真っ赤なタオルとサポーターの歌声。
ファジアーノ岡山の応援席から響く太鼓のリズムは、まるで心臓の鼓動のように全身に響きました。

前半は神戸がリズムよく攻めてきて、なかなかボールを奪えず、押し込まれる場面が続きました。
それでもGKが何度もファインセーブを見せ、守備陣が体を張ってゴールを守る姿に、会場中から拍手が起こっていました。

1点を先に奪われたとき、正直「このまま追加点を取られてしまうかも…」という不安もありました。
でも、ベンチから飛び出して声をかけ続けるスタッフや、決して足を止めない選手たちの姿に、まだまだ試合は終わっていないと感じさせられました。

後半に入って、岡山の選手たちはさらにギアを上げ、球際での強さや連携が光りはじめます。
惜しいシュートが何度もゴールをかすめ、サポーターの「おお〜っ!」というどよめきがスタジアム全体に響き渡ります。

そして迎えたアディショナルタイム。
ロングボールを受けた選手がゴール前へと走り込み、角度のないところから放ったシュートがゴールネットを揺らした瞬間──
一瞬静まり返ったあと、会場が割れるような歓声に包まれました。

点差は縮まったものの、逆転には至らなかった試合。
でも、最後の最後まで“全力で走り続けた姿”が、すべての観客の心に強く残ったと思います。

帰り道、親子連れの会話が耳に入りました。
「負けちゃったけど、あのゴールすごかったね」
「また応援に来ようね」
小さな子が手を振って帰る姿を見て、「今日のこの時間が、子どもたちにとって何かのきっかけになるかもしれない」と、ふと思いました。

スポーツって、勝敗以上に、人の心を動かす力がある。
そしてその力は、教室や日常でも、子どもたちにちゃんと届いているんだと、改めて感じました。

私が運営している親子教室では、赤ちゃんや小さなお子さんと保護者の方が、ふれあいやリズム体操を楽しむ時間を大切にしています。
まだ上手にできなくても、思うように体が動かなくても、一生懸命チャレンジする子どもたちの姿は、それだけで本当に感動的です。

「ジャンプできた!」
「回れた!」
そんな“できた”の瞬間ももちろんうれしいけれど、私がいつも心を動かされるのは、“その前の姿”なんです。

何度も転んでも立ち上がる。
周りが先にできてしまっても、諦めずに挑戦する。
その一歩一歩に、どれだけの勇気が詰まっているか。
子どもたちの「今できることを全力でやってみよう」とする気持ちは、本当に尊いものです。

教室でも、「できる・できない」ではなく、「どんな気持ちで取り組んでいるか」に焦点を当てています。
そして「がんばってるね」「挑戦してえらいね」といった、過程に寄り添う声かけを大切にしています。

あの試合を観たことで、私自身も「どんなときも全力を尽くすことの美しさ」を改めて思い出しました。
たとえ結果が思い通りじゃなくても、全力でやりきった経験は、きっとその人の中に残っていく。

これからも教室で出会う子どもたちに、そんな“全力を楽しむ気持ち”を伝えていけたらいいなと思います。
そして大人である私も、日々の小さなチャレンジを大切に、前向きに歩んでいきたい。
そんなエネルギーをもらえた、忘れられない一日でした。

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