身内に赤ちゃんが生まれました

先日、妹に第一子となる女の子が誕生しました。
その日、私は午後から半休をいただいて、急いで病院へ向かいました。
妹から「陣痛が来たみたい」と連絡をもらってからというもの、落ち着かない気持ちのまま、ずっと携帯電話を握りしめていました。

車で向かいながら、「いま、まさに命が生まれようとしているんだ」という実感が胸に込み上げてきました。
いつも明るくて元気な妹が、今まさに命をかけて“お母さん”になろうとしている。
その姿を想像しただけで涙が溢れてきて、こらえることができませんでした。

病院に到着してからもしばらくは、椅子にも座れず、そわそわと落ち着かない時間が続きました。
部屋の中をぐるぐると歩き回りながら、「無事に生まれますように」「妹が痛みに耐えている間、どうか少しでも穏やかに過ごせますように」と、祈るような気持ちで時計を見つめていました。

看護師さんからの電話で「生まれましたよ」と知らされた瞬間。
胸が熱くなり、自然と涙が込み上げてきました。
「よかった」「本当によかった」と、何度も心の中でつぶやきました。
最後、電話を切るときに「ありがとうございます」と伝えたかったのに、言葉が詰まってしまって、看護師さんにきちんとお礼を言えなかったのが心残りです。

その後、分娩室に通されて、妹の顔を見た瞬間、まっさきに「お疲れ様、がんばったね」と声をかけました。
普段はあまり照れくさくて言えない言葉。でも、この日ばかりは、心から出てきた想いでした。

そして、妹の腕の中には小さな小さな命。
初めて会った姪っ子は、想像をはるかに超える可愛らしさでした。
マシュマロよりもふわふわとしたほっぺ。
スヤスヤと眠りながら、時おり小さく開く瞳。
まるで天使のような姿に、胸がぎゅっとなって、ただただ見つめることしかできませんでした。

命って、こんなにも尊くて、美しいものなんだと改めて感じました。
そして、妹がこの小さな命を一生懸命産んだんだと思うと、その強さと愛情に、心からの敬意を抱かずにはいられませんでした。

私は妹ととても仲がよく、小さい頃からずっと一緒に過ごしてきました。
歳が近かったこともあり、喧嘩もたくさんしましたが、それ以上に笑い合った記憶が多く、今でも妹と出かけたり、くだらない話をして盛り上がったりしています。

そんな妹は、私にとって特別な存在です。
今でもときどき、妹が夢に出てくることがあります。
夢の中の妹はいつも小さくて、私はその子を命よりも大切に守っています。
たぶん、それが私の中の妹のイメージなのだと思います。

だけど、あの日、腕の中に赤ちゃんを抱く妹の姿を見て、思いました。
ああ、妹にも“自分より大切で、守るべき存在”ができたんだな、と。

不思議な気持ちでした。
私にとってはいつまでも「守る側」だった妹が、
これからは「守る母」になっていく。
その瞬間を目の当たりにして、嬉しさと少しの寂しさと、でもなによりも誇らしさが込み上げてきました。

あの日の出来事は、私の中で一生忘れられない特別な記憶になると思います。
家族が増えるって、こんなにも温かくて、心の奥を優しく揺さぶるものなんですね。

これから姪っ子がどんな風に育っていくのか、妹がどんなママになっていくのか、とても楽しみです。
私は“おばちゃん”として、そして少し先を生きる大人として、
この小さな命のそばにそっと寄り添いながら、愛情を届けていきたいと思います。

そして何より、妹が「ママ」として新しい一歩を踏み出すその姿を、これからもずっと見守っていきたい。
うまくいかない日も、涙がこぼれる日もあるかもしれない。
だけど、そんな時こそ、そばにいる存在として、寄り添える姉でありたいと心から思っています。

この世界に新しい命が生まれることの奇跡と、
その命を迎えた家族の想いが、
どうかこれからもあたたかく繋がっていきますように。

そして、私自身も「命と向き合う」ことの尊さを忘れずに、
これから出会う親子の皆さんに、やさしい気持ちで寄り添える自分でありたいと思います。

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