突然の津波警報、いつも通りの朝に起きた異変
7月30日9:30頃、突然津波警報が発令されるという緊急事態に直面しました。
朝からとても天気がよく、空は澄みわたるような青空。子どもたちも笑顔で登園してきた、まさにいつも通りの一日の始まりでした。
そんな中での「津波警報」という言葉には、まさに青天の霹靂。職員の間にも一瞬、戸惑いが走りました。
冷静に動いた職員たち
それでも、私たち職員は冷静でした。
「まずは情報を確認しよう」「子どもたちを安全に誘導するにはどう動けばいいか」
そういったやりとりを短時間で済ませながら、全員降園の対応へと動き出しました。
子どもたちの落ち着いた姿に胸を打たれて
私が強く印象に残ったのが、子どもたちの姿でした。
一部の子どもは少し不安そうな表情を見せていましたが、泣く子もおらず、パニックになることもなく、先生の指示をしっかりと待っていることができていたのです。
職員が情報確認をおこなっていたわずかな時間、その場から1歩も動かずに静かに待つ子どもたちの姿に、私は胸がいっぱいになりました。
避難訓練は“形”だけじゃない
これは、日頃から行っている避難訓練の積み重ねが生きた瞬間だったと思います。
子どもたちは、普段から繰り返し伝えられている「落ち着いて行動すること」の大切さを、身体で覚えてくれていたのです。
避難訓練と聞くと、ともすれば「形だけ」と思われがちかもしれません。
けれども、いざという時に子どもたちが見せてくれた落ち着きは、確実に日々の積み重ねがあってこそ生まれたものだと感じました。
笑顔と声かけが安心を生んだ
そして、もうひとつ感動したのは職員たちの行動です。
駐車場での保護者誘導を担当する職員は、笑顔を絶やさず、丁寧に車を誘導しながら「お疲れさまです」「ご協力ありがとうございます」「気をつけてくださいね」と声をかけていました。
その姿に、保護者の方々も安心されたのではないかと思います。
仲間を思いやる気持ちに支えられて
また、別の職員が「駐車場の先生達、熱中症は大丈夫?」と声をかける場面もありました。
自分の持ち場を離れずに役割を全うしながらも、仲間を思いやる気持ちがそこにありました。
手が空いた職員は「人手のいるところありますか?」と、すぐに他の持ち場をサポートしに回る。
そんな助け合いの連鎖が、園全体に広がっていったのです。
このチームで働けてよかった
改めて「このチームで働けてよかった」と、心から思いました。
日頃の信頼関係があるからこそ、緊急時にも混乱せずに連携し、冷静に行動できる。
「保育はチームで行うもの」だと改めて感じた出来事でもありました。
命を預かるという仕事の本質
保育士という仕事は、子どもと遊んだり、お世話をするだけの仕事ではありません。
命を預かる責任のある仕事です。
どんな時でも、どんな状況でも、子どもたちの安全と心を守ること。
それが、私たちの使命です。
緊急対応を経て感じたこと
今回の津波警報を受けた一連の対応の中で、改めてその責任の重みと、仲間の存在のありがたさを強く実感しました。
そして、「いざ」という時に備えて日頃から準備をしておくことの大切さも、改めて痛感しました。
これからも“命を守る保育”を
これからも、子どもたちが安心して過ごせる環境を守るために、避難訓練をはじめとする安全対策の見直しを定期的に行っていこうと思います。
また、こうした緊急時の体験を通じて、子どもたちにも「自分の身を守る力」を育んでいけるような保育を心がけていきたいです。
